運転免許取得のために勉強中の皆様。
遠い昔に免許を取った私も忘れかけましたが、二種免許取得のときにしっかり再確認したのを覚えています。
そして覚え方はずばり、
です。
(細かい説明は後ほど)
筆記試験には必須の項目なので要チェックです。
ということで、今回は、
ということについて。
ぜひ参考にしてください。
駐停車禁止場所の覚え方 〜語呂合わせで覚えよう〜
語呂合わせで覚えよう!
要は覚えればいいんです。
かなり強引かもしれませんが深く考えず参考にしてみてください。
一つずつ意味を見ていきましょう。
と=トンネル
木=軌道敷内
標識=駐停車禁止の標識があるところ
その場所自体が駐停車禁止
さ=交差点
ま=まがりかど
5人=5メートル以内
5m以内の駐停車禁止
てい=停留所
あん=安全地帯
10個=10m以内
10メートル以内の駐停車禁止
というように、
- その場所自体が駐停車禁止になってるところ
- 5m以内の駐停車禁止になってるところ
- 10メートル以内の駐停車禁止になってるところ
と3つにグループ分けされています。
意味不明と言われても仕方がありませんが、丸暗記してしまえばいいんです。
繰り返し言葉に出してみましょう。
そして映像でイメージするとスッと入ってくるものです。
とはこんな感じです
↓
駐停車禁止場所を再確認しておきましょう
ここで駐停車禁止の場所を再確認しておきましょう。
駐停車禁止の場所は全部で10か所です。
- 標識や標示がある場所
- 軌道敷内
- 坂道(頂上付近、急な上り下り)
- トンネル(車両通行帯があってもなくても)
- 交差点とその端から5メートル以内
- 道路の曲がり角から5メートル以内
- 横断歩道、自転車横断帯とその端から前後5メートル以内
- 踏切とその端から前後10メートル以内
- 安全地帯の左側とその前後10メートル以内
- バス、路面電車の停留所の標識板から10メートル以内(運行時間中に限り)
10か所ですからねえ、このまま覚えようとするとけっこう忍耐がいりますよね。
絵が上手な人なら、イラストでも描いてそのまま認識するという方法もありそうですが、みんながみんなそういうわけにもいかないでしょうから、語呂合わせを考えてみました。
そもそも「駐車」と「停車」の違いは?駐車禁止の場所は?
駐停車禁止の場所の他に、駐車禁止、停車禁止といったように別に定められているものもありますよね。
そもそも「駐車」と「停車」の違いって何か?そんなところから見ていきましょう。
駐車と停車の違い
ここはしっかり確認しておきましょう。
駐車
すぐに発車できない状態のことをいいます。
なので、運転手が席を離れているときも「駐車」ということになります。
駐車は次のような状況のことを言います。
- 客待ちや荷待ちによる停止
- 貨物の積み下ろしによる停止(5分以上)
- 故障、その他の理由による停止
- 運転手が車から離れている
という状況です。
もちろん、貨物の積み下ろしや客待ちなど5分以内で終わるものは「停車」になります。
停車
すぐに発車できる状態のこと。
駐車以外の車の停止のことはすべて停車と呼ぶことになります。
停車には次のようなケースがあります。
- バスやタクシーに人が乗り降りするために車が停まること
- 5分以内で荷物の積み下ろしをすること
- 運転手が車内にいてすぐに発車できる状態
こんな場合は「停車」になるわけです。
では、「駐車禁止」の場所ってどんなところでしょうか?
駐車禁止の場所
- 駐車場や車庫から3メートル以内
- 道路工事区域から5メートル以内
- 消防用機械器具から5メートル以内
- 消火栓や消防用防火水槽の5メートル以内
- 火災報知器から1メートル以内
これらの場所は見てわかるように、緊急時に車が駐車されていると支障がでるような場所です。
こうしたところに駐車したがために、駐車違反で罰金というのも悔しいですが、それ以上にそのために火災などの消火活動に支障がでて被害が大きくなると大変なことになりますよね。
自分の安全もそうですが、人の安全も守らなければなりません。
このようなところは駐車禁止、覚えておきましょう。
他にも次のようなところでも駐車禁止になっています。
- 無余地場所への駐車
車両の右側の道路上に3.5m以上の余地が確保できない場所への駐車は禁止です - 時間制限駐車区間を無視した駐車
パーキングメーターに従わないで駐車した場合 - 高齢運転者等専用駐車区間を守らない駐車
高齢運転者等標章の交付を受けた人だけが専用駐車区間に駐車できることになっていますので、それ以外の人が停めた場合には違反になります - その他駐車ルールを無視する場合
他の交通を妨害する駐車などは違反になります
消火栓付近は停車禁止?
先ほど確認したように、消火栓5メートル以内は駐車禁止となっていますよね。
ということで、ここでちょっと疑問がでてきました。
停車とは5分以内運転手が車内にいる状態で停まっていることを差します。
答えは、NO
停車は消火栓付近でも大丈夫です
要するに、すぐに発車できる状態だからOKなんですよね。
運転手も車内にいてすぐに発車できるようであれば、非常時にもすぐに対応ができますので、これは大丈夫です。
というふうに、
駐車禁止の場所でも「停車」は大丈夫という場所もあります。
駐停車違反するとどうなる?
でひっかかってしまうのが駐車違反です。ダメです。
とか、
という自分勝手な理由は通りません。
これは、教習所で習ったけど「よく理解していない」がゆえにそうしてしまったということもあると思いま。
「違反したときにどういう罰則があるのか」ということをしっかり理解しておくと「少しくらい」という気持ちもなくなるかもしれません。
交通違反点数制度
交通違反をしたときにはその種類に応じて所定の点数がつけられます。
この違反点数が積み重なり一定の基準に達すると運転免許の効力停止(免許停止)や運転免許の取り消しという行政処分が行われます。
この違反点数、原則としては過去3年間における違反点数が合計されます。
が、一定条件に当てはまる場合は特別な扱いを受けることもできます。
その一定条件というのは次のようなものです。
- 過去2年間無事故無違反
3点以内の違反であれば、違反後3か月間が無事故・無違反で経過すると違反点数が累積されない - 1年間無事故無違反の場合
1年以上前の違反行為による点数は累積されない - 免許停止処分満了後、1年以上無事故無違反の場合
免許停止による行政処分前歴は0回として扱われる - 免許停止処分を受けた場合
免許停止処分によって累積点数は0点になり行政処分前歴が1回つきます
罰金
また、点数が加算されるだけではなく、その交通違反に応じて罰金も科せられることがあります。
駐停車禁止の場合の罰則
駐停車違反と一言でいいますが、これも「放置駐車違反」と「駐停車違反」の2種類があります。
- 放置駐車違反
駐車禁止の場所で駐車、運転手が車から離れている - 駐停車違反
駐停車禁止の場所で、運転手が車内にいる
運転手が車内にいるかいないかで、違ってくるんですね。
駐停車違反を起こしたときの点数と罰則金をまとめてみました。
<放置駐車違反>
交通違反点数 | 3点 |
反則金 | 普通車:18000円 大型車等:25000円 バイク・原付:10000円 |
<駐停車違反―駐停車禁止場所>
交通違反点数 | 2点 |
反則金 | 普通車:12000円 大型車等:15000円 バイク・原付:7000円 |
<駐停車違反―駐車禁止場所>
交通違反点数 | 1点 |
反則金 | 普通車:10000円 大型車等:12000円 バイク・原付:6000円 |
点数もそうですが、罰金も痛い出費になりますよね。
それを避けるためにも、駐停車禁止の場所はよく覚えて、駐車しないようにしましょう。
標識もよく確認しておくべきですね。
駐停車禁止の標識をよく確認しよう
駐車禁止、駐停車禁止の場所にはそれぞれの標識があります。
ただ、その標識にも、
- 時間指定が表示されているもの
- 矢印で範囲の指定をしているもの
があります。
こうしたものもよく見分けておく必要があります。
時間指定があるもの
駐車禁止、駐停車禁止の標識に、「8-20」といったように、数字が表示されているものがあります。
これが時間指定のものです。
「8-20」と表示されていれば、
というものです。
なのでこの時間以外は駐停車が可能なので、利用すると良いですよね。
しかし、夜遅く駐車しても朝の8時には禁止になるので、その前に車を移動させる必要があるのでそれも要注意です。
矢印が表示されているもの
標識の下に矢印のあるものを見かけることがありますが、この矢印はその標識の範囲を表しています。
この矢印も3種類あり、それぞれ意味が違います。
- 右向きの矢印
駐車(駐停車)禁止の始まりを示す - 両向きの矢印
駐車(駐停車)禁止の区間内を示す - 左向きの矢印
駐車(駐停車)禁止の終わりを示す
というように、矢印で表示されているものも、よく注意してみるようにしましょう。
今、駐車しようとしているところが禁止区間内なのかどうかということも判断できるでしょう。
追い越し禁止場所ってどこ?覚え方のコツは?
追い越し禁止の場所もまた覚えるのが面倒だったりします。
語呂合わせで覚える方法もあるので、紹介してみましょう。
追い越し禁止場所
まずは追い越し禁止の場所を確認しましょう。
- 追い越し禁止の標識がある場所
- 道路のまがりかど付近
- 上り坂の頂上付近
- こう配の急な下り坂
- 車両通行帯のないトンネル
- 踏切とその手前から30メートル以内
- 交差点とその手前から30メートル以内
- 横断歩道や自転車横断帯と、その手前から30メートル以内
追い越し禁止場所の覚え方
実は一般的に(?)教習所で追い越し禁止場所の覚え方として教えられているというのが
なんだそうです。
それなに?って感じですよね。
解釈してみると…
さか=坂道
トンネル=トンネル
不=ふみきり
幸=交差点
おっ=横断歩道
さん=30m
ということなのですが、さらにアレンジするとより覚えやすいというものがあります。
それが
というものです。
ちょっと想像すると変な感じになるかもしれませんが、印象的で覚えやすいかもしれませんね。
さか=坂道
超=頂上付近
下す=下り坂
不=ふみきり
幸=交差点
おっ=横断歩道
さん=30m
トンネルで
追い越し
という解釈になります。
現場を想像しながら唱えると強烈に頭に残るかもしれません。
追い越ししても良い場所もある
ところで、追い越し禁止の場所だけれど、追い越しができる場所もあるということはご存じでしたか?
次のような場合です。
交差点
交差点では追い越しは禁止されていますが、優先道路の場合はOKだというのです。
自分が優先道路を走行している場合には、交差点の中や交差点の手前30メートル以内であっても追い越し可能です。
優先道路であるという標識があるか、交差点の中まで中央線が引いてあるところが優先道路です。
トンネル
トンネルの中も基本的には追い越し禁止。
しかし、車両通行帯がある場合に限って追い越し可能です。
車両通行帯って何?
ってことになるのですが、これは片側2車線以上の道路であるということです。
要するに、トンネルの中でも片側1車線の場合は追い越し禁止だけれど、2車線以上あれば追い越しできるということなのです。
逆に、追い越し禁止の標識もないし、上にあげた場所にもはいっていないけれど、「追い越し禁止」になる場合もあるので確認しておきましょう。
- 二重追い越しになるとき
前の車が自動車を追い越そうとしてるときに、自分が追い越しをしようとすることを二重追い越しといいます
危ないのでやめましょう - 前の車が右折しようとしているとき
前の車が右折しようとしているときに、右側から追い越すというのはとても危ないことですね
左側から追い抜くのはOKです - 対向車を妨害するかもしれないとき
対向車がブレーキをつかったり、アクセルを緩めたり、ハンドルで急回避をしたりと相手の走行を妨げるようなことにつながる場合は追い越し禁止です - 追い越した車を妨害しないと戻れないとき
追い越したものの、その先が工事で混雑していて、元の車線に無理やり戻るというケースもよくあるものです - 後ろの車が自分を追い越そうとしているとき
後ろの車が自分を追い越そうとしているときには、これも危ないので自分も前の車を追い越すのはやめましょう
突然車線をかえたりすると後ろの車の迷惑になることもあります。追い越しするときには、後ろの状態も確認してからにしましょう。
どうしてものろのろ運転の車を追い越さなければならないという場合もありますが、必要以上の追い越しは事故につながる原因ともなるので、決して無理な追い越しはしない、禁止の場所をきちんと守るといった交通ルールを守ることが、自分と相手の命を守ることにもつながります。
まとめ
駐停車禁止の場所の覚え方についてみてきました。
なんとも意味不明な語呂合わせとなりましたが、他にも覚え方はいろいろあるようなので、気に入ったものを見つけるか、もしくは、自分で覚えやすいようにアレンジしてみるのも良いでしょう。
免許を取得した後にはぜひ交通ルールを守って安全運転を心がけましょう。
以上!
今回はここまで
個人タクシー許可を受けるために必要となる主な資格、
専ら(もっぱら)職業とした期間
10年以上
まであと874日!
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