おはようございます!
名古屋で個人タクシーを目指して営業しているのぶと申します。
その前に昨日の営業日報です。
12時30分
〜26時10分
【走行距離】
225km
【営業回数】
31回
【売上】
48,160円
この日は早い時間帯から高速料金利用のお客さんが拾え、前半はかなり気持ちに余裕を持った営業でした。
問題は、中盤。
ま、タクシーあるあるの20時あたりにもう少し効率のいい送客ができれば…
という流れでした。
はい、贅沢な希望です。
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というわけで「深夜料金の計算方法」について
料金に関しての質問で、よく聞かれることなのでまとめておきます。
まずわかりやすく言ってしまうと、
この、深夜料金(名古屋では22時〜翌朝5時)と呼ばれるこの2割増の料金は、
ということです。
日中ワンメーター上がるタイミングと比べ、深夜ワンメーター上がるタイミングの方が2割早くなる
ということです。
具体的に東京の料金で見てみると、
【日中】
初乗り(420円)の距離
→1.052km
その後、
加算(80円)距離
→233m毎
で、深夜料金(2割増)になると、
- 初乗り距離(時間)
- 加算距離(時間)
それぞれが2割短くなるので、
深夜料金では、
【深夜】
初乗り(420円)の距離
→0.0876km
その後、
加算(80円)距離
→194m毎
ということです。
加算料金の時間(時速10km以下)も同様で2割短くなり、
日中料金で1分25秒が80円の場合、深夜料金では1分10秒で80円となります
表にまとめると、
日中料金 | 深夜料金 | |
初乗り距離 | 1.052km | 0.876km |
加算距離 | 264m | 220m |
加算時間 (初乗り除く) |
1分25秒 | 1分10秒 |
- 初乗り距離
初乗り料金で行ける距離 - 加算距離
初乗り料金で行ける距離後、加算料金が追加される距離 - 加算時間
時速10km以下で加算される時間
距離とこの時間の合計で加算されていきます
初乗りでは上記の時間より長い
となります。
この2割の差って、結構大きいです。
名古屋では22時から翌朝5時までこの料金が適応されます。
特に長距離になる場合にはチェックしておきましょう。
具体的な深夜料金の計算方法
それでは上記の基礎知識を踏まえ、具体的な深夜料金の計算方法をご紹介します。
最初に書いた通り、あくまで目安の数字となります。
タクシーの料金は交通状況に左右されますので、その点十分ご理解のほどよろしくお願い致します。
ずばりタクシーの料金の計算方法は、
です。
「高速料金」「駐車場料金」「お迎え料金」はその都度プラスするだけなので、初乗り料金+加算料金(距離+時間)について計算方法を紹介します。
ちなみに各都市の料金(2022年6月)は以下のようになっているので、これを参考に算出したいと思います。
|
初乗り料金 |
加算料金 |
加算料金 |
深夜料金 |
札幌市 |
670円 |
80円 |
80円 |
2割増 |
仙台市 |
680円 |
80円 |
80円 |
2割増 |
東京 |
420円 |
80円 |
80円 |
2割増 |
名古屋市 |
450円 |
80円 |
80円 |
2割増 |
大阪市 |
680円 |
80円 |
80円 |
2割増 |
福岡市 |
570円 |
60円 |
60円 |
2割増 |
沖縄県本島 |
560円 |
70円 |
70円 |
2割増 |
それでは「名古屋」の料金で7km(7000m)走った場合の深夜料金を計算していきましょう!
手順としては、
- まず、7km(7000m)から初乗り距離の859mを引く
- 次に残りの距離を加算距離で割り、何回加算料金が発生するかを求める
※小数点以下切り捨て - その回数に距離の加算料金80円をかけ加算料金を算出
- 最後に初乗り料金と初回加算料金(80円)を足した数字に、③までの料金を合わせる
という流れで算出していきます。
実際に計算してみましょう。
- まず、7km(7000m)から初乗り距離(深夜)の859mを引く
7000m-859m
=6141m - 次に残りの距離を加算距離で割り、何回加算料金が発生するかを求める
(深夜の加算距離で割る)
6141m/192m
=31.9843…回
※小数点以下切り捨て
=31回 - その回数に距離の加算料金80円をかけて加算料金を算出
31回×80円
=2480円 - 最後に初乗り料金と初回加算料金(80円)を足した数字に、3までの料金を足す
450円+80円+2480円
=3010円
ということで、
名古屋で深夜料金(2割増)の時間帯に、7km(7000m)を走ると、
3010円となります。
なので、この料金より高くなるという前提で計算してください。
ちなみにこの7kmとは、
私の営業区域「名古屋」の場合、だいたい名古屋駅からバンテリンドーム(旧ナゴヤドーム)の距離です。
日中の料金では、2530円になる計算ですが、こちらももう少し高い金額になります。
道路状況は刻一刻と変化します。
タクシーの料金はその時間も加算されてしまうので、「この金額」「この時間」という確かな数字を出すことは、今現在ではできません。
しかしこの条件はどのお客さんも同じです。
そんな参考値的な感覚で計算してみてください。
以上、深夜料金の計算方法でした。
それでは最後に昨日の送客記録です。
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「助手席でしてほしくないこと」 中区栄〜北区木津根町 料金1,730円 (流し)
今年新人育成係に任命されたという営業の方。
えー!そんなことも教えなきゃいけないの?という感じで大変のようです。
その中でもこれだけはわかってほしいことがあるそうで、それは、
「先輩が運転手してる時に爆睡しないでほしい!」とのこと。
まだ慣れないので運転は任せることができないようで、この人が常にハンドルを握っているそうです。
この問題、難しいですよね。
気づかいと言われると寝るのは…となりますし、
じゃ、先輩が助手席になったら寝ていいのか?
とも思います。
個人的には、その人との関係なんじゃないかな?と考えますが…これには関係を築くまでの時間はかかるわけで、あまり知らない新人さんがサクッと寝てしまうのは…
となってしまいますね(汗)
というわけでこの先輩は、最初は厳しく「寝るな!」と教えているそうです。
そして最後に「運転手さんは、助手席でされて嫌なこと……ないですよね」と言って降りて行きましたが、
あります。
私、助手席で両足をポンネットに乗せてる人が嫌です!
されたことはありませんし、「え、なんでダメなの?」と言われてもうまく説明できないんですが、普段走っているとよく見かけます。
これ、私だけでしょうか?
「スピードより車線」 中区栄〜千種区向陽 料金1,810円 (流し)
すごい確率で、私の横乗り指導をしていただいた上司様のご乗車。
タクシー運転手が行う研修の最終段階
実際の業務で指導員が助手席に乗って行うもの
「どぉ、調子いい?◯◯までね、」と。
やっぱり少し緊張します^^;
とはいえ普通のお客さんよりフランクなのは確かで、始めたてのお話しなど昔話に花が咲きました。
この先輩に教わったのが、「スピードより車線」という言葉。
特に街中で少し急ぐ場合はスピードより車線が重要で、わかりやすく言うと、
ということ。
実際あまり到着時間は変わりませんが…お金を払って乗っている人にとっては印象が違うのもなんですよね^^;
最後に「よく覚えたね」と言っていただけました。
個人タクシーになるまでにはもっと覚えます!
「お客さんの前に人と人」 中区栄〜緑区小坂 料金6,250円 (流し 高速利用)
名古屋市営地下鉄で働いているというお客さん。
運転手の周りに付いている安全のためのアクリルカバー(?)を見て、
「これ、あってよかったことって、ありますか?」という質問。
個人的には効果を感じる体験はありませんが、同僚の話しを総合すると…
あったほうがいいです。
物理的にもそうですが、一枚あるだけでそういった行動を抑える効果絶大です。
もちろん車内のカメラもそうです。
そんな話でこのお客さんが教えてくれました。
「躊躇してくれる物があるのはいいですね、我々はそういった物がないですから、ほんと、くやしいおもいをすることは多いです。お客さんの前に人と人なのに、」
と。
これは夜のお客さんがほとんどだそうです。
しかも接客をした上でとかではなく、突然からまれることもしょっちゅうといいます。
お客さんの前に人と人。
その通りと思うと同時に、「自分がお客という立場の時の言動もしっかり注意しなければ」と考えさせられる送客でした。
以上、日報でした。
今日も勤務なのでここら辺で睡眠をとりたいと思います。
お疲れ様でした。
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以上!
今回はここまで
個人タクシー許可を受けるために必要となる主な資格、
専ら(もっぱら)職業とした期間
10年以上
まであと1,214日!
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