おはようございます!
名古屋で個人タクシーを目指して営業しているのぶと申します。
今回は、
について。
その前に昨日の営業日報です。
12時20分〜
26時10分
【走行距離】
240km
【営業回数】
27回
【売上】
49,820円
というわけで「自己責任と組織のサービスの注意点」について
私が所属しているタクシー会社で、「給与体系の改定」という告知がありました。
今の給与体系では他社と比べて社員から不満が多いことが理由の一つのようです。
現在の給与体系を簡単に説明すると、
そして改定は、これと「完全歩合」のどちらかを選べるというもの。
(ボーナスなし)
元々の給与体系は、
基本の売上さえクリアすれば基本給という一定の給与と、それに伴うボーナスの確保ができ、収入の安定面も考慮したのもに対し、
完全歩合制は、
基本給やボーナスを抜きにして、月々の収入を上げることに特化したものといえます。
完全歩合という自己責任一択
この改訂でみんな「どっちにする?」という話でもちきりでしたが、私は完全歩合の一択です。
タクシーという仕事はそもそもチームでする仕事ではありません。
個人個人で異なった「必要な収入」という目標達成ができればいいわけです。
そこに最短で到達できるならそれに越したことはありませんし、目標を達成した後の勤務日は有休消化に使えます。
私の場合は妻とのお出かけやブログに使っています^^
休憩や休みといった、個人的な時間の確保が比較的自由なこの仕事ならではですねよね。
でもこれは、裏を返せばすべて自己責任ということ。
チームのように誰かのミスを誰かがフォローという体制ではありませんが、だからこそ自分で稼いだ売上が自分に返ってくるということです。
基本給やボーナスという補償をそもそも望んでいない運転手にとっては、完全歩合という自己責任がぴったりの給与体系です。
私のように個人タクシーを目指す人ならなおさらこの環境に身を置いたほうがいいはずです。
やらなくてもお金が発生する仕事の判断
ここから自己責任という仕事について考えてみました。
お金をいただくということは、その人が欲している物やサービスなどを提供することです。
簡単にいってしまえば、お客さんはその物やサービスなどが得られればいいわけです。
ここにやらなくてもお金が発生する仕事を(言葉が悪くてスイマセン)付加することによって、満足度を増したり、リピートしてもらうことができたりします。
特に営業という仕事を組織で行う場合、このやらなくてもお金が発生する仕事の判断をしっかりつけておかないと大変なことになるので注意が必要です。
最後にタクシーのこの点についてまとめておきます。
サービスのバラつきの末路
タクシーという仕事の場合、目的地に行くことでお金が発生します。
そしてそれぞれの会社でしなければならないサービスが決められていて、これはやらなくてもお金が発生する仕事だったりします。
例えば、ドアサービスや荷物の積み下ろしなんかがそれです。
もちろんこれはその地域の長い歴史で定着したサービスなので、その組織に入ったからには守らなければなりません。
問題は、その他についてです。
どんなことかはあえて割愛しますが、親切心も含め過剰サービスをしてしまう運転手さんもいます。
もちろんその時にお客さんから感謝され、指名の予約を受けたりもするでしょう。
でもこの行動は、その会社にとってサービスにバラつきが出てしまうことになったりします。
「サービスわるいね」
という業務の範囲を超えたクレームを、ある日突然普通に業務している運転手さんがくらうんです。
「自己責任だから」とは、使いどころを間違えると周りの人にかなり迷惑をかける行動。
特に営業職で組織の場合は要注意ですよね。
タクシーも例外ではない。
ということです。
以上、
でした。
それでは最後に昨日の送客記録です。
タクシー運転手の怖い話し「ソンジャーヨ!」 中区〜刈谷市 料金10,370円
最近ほんと多いです…
「運転手さん、怖い話ある?」
これは私がタクシーを始めて間もない頃のお話し。
夏休み真っ只中の深夜。
名古屋で有名な焼鳥屋さんの前で手が上がり、
「すいません、遠いんですが、とりあえず岐阜羽島インターまで、その先はまたお伝えします、少し休みます」
と、かなり出来上がってはいましたが^^;
とても礼儀正しい男性。
「かしこまりました、それでは岐阜羽島インターでお声がけさせていただきます」
ありがたい仕事です。
というわけで岐阜羽島インター手前で、
「まもなく岐阜羽島インターです」
と伝えたら…
「ソンジャーヨ!ジュウショイウカライレテクレ!」
?!
まったくの別人?と思うほどの変わりようでしたが、言われた住所をナビに入れて再出発。
しばらく走り後ろを振り返るとお客さんは夢の中。
(かなり疲れてるんだな)と思いつつ伝えられた住所付近に差しかかると周りは真っ暗な墓場。
(めっちゃこわいけど、こういったところに住んでる人もいるんだな、)
「お客さん、このあたりでしょうか?」
と聞くとムクッと起き、
「え、あ、岐阜羽島インターに着きましたか?では、住所お伝えします」
「いえいえ先ほど教えていただき、到着しました」
「え、でもここ真っ暗ですけど、どこですか?」
「教えていただいた住所ですが…(?)」
と、不思議なやりとりをしていると、突然目の前が真っ白に!
びっくりして目を凝らすと、そこには懐中電灯を持った女性が立っていました。
これはこれで心臓が止まるほど恐ろしかったです。
そして、
「すいません、運転手さん、何往復しましたか?」
とこちらも不思議なお言葉。
そして、
「すいません、旦那がお世話になりました、妻です」
なんで?!
ともう何がなんやら分からずいっしょにご自宅まで。
そこはなんと墓場から100m足らずで着いてしまうお屋敷でしたが、この距離でも旦那さんは爆睡。
無事料金もいただき、冷静になったところでこれまでのお話を奥さんが話してくれました。
ここで結婚後同居を開始。そして去年立て続けに旦那さんの両親が他界し、子供がいない夫婦2人暮らしに。
元々旦那さんのお父さんは名古屋で飲むことが大好きで、帰りはいつもタクシー。
帰り着くと旦那さんのお母さんを呼んで現金払い。
その運転手さんに旦那さんのお母さんは必ずチップを渡していたそうです(かなりの酒豪だったようです)。
そんな2人が他界して、名古屋から旦那さんがタクシーで帰ってくるとたまに今回私が体験したことが起こるようになったとか。
もちろん最初に到着した墓場には2人のお墓があります。
次の日旦那さんはいつもなにも覚えておらずケロッとしていますが、いまだに奥さんはそのことは伝えてないそうです。
なんかどこかほっこりする話しでもありますが、ただ…
旦那さんのお父さん。
トラウマです。
以上、日報でした。
以上!
今回はここまで
個人タクシー許可を受けるために必要となる主な資格、
専ら(もっぱら)職業とした期間
10年以上
まであと1,149日!
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